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マイニングソフトウェアリポジトリ

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マイニングソフトウェアリポジトリ

マイニングソフトウェアリポジトリ(一般にMSRと略されます)とは、ソフトウェアの開発履歴データを分析することにより今後のソフトウェア開発に役立つ知見を得るための研究分野です。 例えば、開発履歴データを分析して、ファイルAとファイルBが同時に編集されることが多いことがわかれば、今後開発者がファイルAを編集したときにファイルBも編集したほうがいいですよ、と推薦ができるようになります。 MSRは比較的新しい研究分野であり、2004年頃より1つの研究分野として認識され始めました。 現在では非常に多くの研究者がこの分野で研究を行っています。

さまざまな開発履歴データがありますが、楠本研では特にソースコードの開発履歴を分析する研究に力を入れています。 ソースコードがどのように変遷してきたのか、どのようなソースコードにバグが多くどのようなコードが安定しているのか、ソースコードの編集作業をもっと上手に管理できないか等を、実際に使われるソフトウェアの開発履歴データを分析することにより研究を行っています。 GitやGitHubに詳しくなれるという点では、就職後に役立つ研究分野かもしれません。

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