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佐々木, "版管理システムにおける履歴情報取得機能の拡張," , 2017年2月. | |
ID | 490 |
分類 | 学位論文 |
タグ | version control system narrowing down development histories context Git abstract syntax tree |
表題 (title) |
版管理システムにおける履歴情報取得機能の拡張 |
表題 (英文) |
Extending Version Control System for Efficient Retrieving of Development History |
著者名 (author) |
佐々木 美和 |
英文著者名 (author) |
Miwa Sasaki |
キー (key) |
Miwa Sasaki |
刊行月 (month) |
2 |
出版年 (year) |
2017 |
刊行形式 (howpublished) |
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URL |
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付加情報 (note) |
特別研究報告 |
注釈 (annote) |
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内容梗概 (abstract) |
SVNやGitをはじめとする多くの版管理システムが現在多くのソフトウェア開発プロジェクトに導入されている.
しかし,従来の版管理システムでは,ソースコードはただのテキスト情報として扱われている. そのため,履歴情報からコメントの変更だけを抽出する,Javadocが変更されているコミットログだけを表示する,といった操作はサポートされていない. そこで本研究では, %履歴情報取得時に使用者の需要に合った情報の絞り込みを実現し,余分な情報提供を削減することを目的として, 版管理システム上でのソースコード内のコンテキスト(構文情報)を利用した情報の絞り込み操作の実現を目的として,版管理クライアントの拡張を行う. これによって使用者は,必要のない部分が削られたより小さく要求に適った情報だけを取得することが可能になる. 提案手法の有用性を評価するために,プロトタイプを実装し,評価実験を行った. その結果,従来の版管理システムの実行速度と比較した提案手法の実行速度の低下は平均2.5倍程度であることが確認できた. 従来の版管理システムの実行時間の平均は0.8秒程度であったので,提案手法の実行時間の平均はおそよ2秒であった. また,実行時間の最大値をとってみても,18秒であったので,これは現実に提案手法を使用していく際に実用範囲内であると言えた. 出力行数についての結果を見ると,従来の出力の0.8倍から0.3倍程度まで出力行数を減少できていることが確認できた. これにより,提案手法が確かに情報を削減できていることが言えた. |
論文電子ファイル | desc (application/pdf) [一般閲覧可] |
BiBTeXエントリ |
@misc{id490, title = {版管理システムにおける履歴情報取得機能の拡張}, author = {佐々木 美和}, month = {2}, year = {2017}, note = {特別研究報告}, } |