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岡田, "類似性に基づく工数予測へのMoving Windowsの適用とその評価," , 2011年2月. | |
ID | 144 |
分類 | 学位論文 |
タグ | applying eba evaluation experimental method moving windows |
表題 (title) |
類似性に基づく工数予測へのMoving Windowsの適用とその評価 |
表題 (英文) |
Applying Moving Windows to Eba Method and Its Experimental Evaluation |
著者名 (author) |
岡田 良知 |
英文著者名 (author) |
Okada Yoshitomo |
キー (key) |
Okada Yoshitomo |
刊行月 (month) |
2 |
出版年 (year) |
2011 |
刊行形式 (howpublished) |
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URL |
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付加情報 (note) |
大阪大学 |
注釈 (annote) |
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内容梗概 (abstract) |
ソフトウェア開発プロジェクトにおいて,適切なプロジェクト計画の立案や効率的な管理を行うために,開発工数の予測が必要である.工数予測を行うことにより,プロジェクトの完遂に要する人員や期間が決定され,人的資源の確保や割り当てなどが可能となる.工数予測手法の一つに,類似性に基づく工数予測(Estimation by Analogy,以下EbA)手法がある.EbA手法は,プロジェクト特性を表すメトリクスが類似しているプロジェクト同士は,工数も互いに類似するであろうという仮定に基づいている.従ってEbA手法では,過去プロジェクト中に予測するプロジェクトと類似したプロジェクトが数多く存在する程高い精度での予測が期待できる.一方,多くの工数予測手法は過去プロジェクトに基づいたものであり,データセット中のどのプロジェクトを過去プロジェクトとして使用するのかが,重要な問題になる.その際,Lokanらの研究によると,Moving windows(以下 Window)を重回帰分析に適用することにより,予測プロジェクト開発時期と開発環境の似た近年のプロジェクトのみを過去プロジェクトとして用いることで,予測精度を改善が期待できると示されている.
本論文ではEbA手法へWindowを適用することで,予測精度の改善が期待できるかを評価する.Windowの適用においてWindow sizeとしてプロジェクト件数と期間の2種類を基準として扱う.Windowの適用により,開発環境の似た近年のプロジェクトのみを抽出し,これに基づいたEbA手法による予測を行う.Windowの適用効果を評価するために,実際の開発プロジェクトで構成される,ISBSGデータセットを用いて評価実験を行った.評価実験において,Windowを適用したEbA手法と,Windowを適用しないEbA手法の予測誤差を比較した結果,プロジェクト件数を基準としたWindowと期間を基準としたWindowの両方において,一定のWindow sizeにおいて予測精度が若干改善されるが,統計的に有意な差はみられなかった. |
論文電子ファイル | master.pdf (application/pdf) [一般閲覧可] |
BiBTeXエントリ |
@misc{id144, title = {類似性に基づく工数予測へのMoving Windowsの適用とその評価}, author = {岡田 良知}, month = {2}, year = {2011}, note = {大阪大学}, } |