2つのバージョン間でAPIが破壊されたかどうかを確認するツールAPIDiffの論文.
ライブラリの進化に伴い.APIにも変更が加えられる. APIの変更には,ユーザに影響を与える破壊的な変更と,非破壊的な変更がある. APIDiffは対象のライブラリの2つのバージョン間で行われた操作(e.g., メソッド名変更)を検出し, その操作が破壊的か非破壊的か区別する.
行われた操作を検出するために,内部でRefDiffを利用している. RefDiffはリファクタリング操作を検出するツールで,ヒューリスティックな走査に基づく.
Usage Scenarioとしてどのモジュールに変更が起きやすいかや,どの変更が行われやすいかなどを示している.
リリースノートとかと検出結果を突き合わせる実験とかしたらより有用性を示せるのではと思った.